新たな価値観に目覚めました。―――俺は、ママチャリライターになる!

さて、ブログ更新もずいぶん久しぶりになりました。

クラワでライターの仕事を探してもまともな仕事にはありつけず、事あるごとにオンラインミーティングをしては、テストライティングだけして極少額の報酬を得る日々。

やっぱり専門的な知識や実績もない人が純粋にWebライティングだけで稼ぎを得るのはそう簡単なことではないと、現実を突きつけられてしまいました。
なぜなら、文章を書くだけなら誰にだってできるのだし、上手い文章だってChatGPTへ適切に指示を出しさえすればものの数分で作れてしまう。

例えば新たな商品やサービスを紹介するための文章を作りたい人がいたとして、その人はどうやってその文章を用意するでしょうか?

AIがまだ流行っていない時代では、その人自身に文章を作成するスキルがあれば自分で作るだろうし、スキルがないならそれこそ職業ライターに頼むでしょう。
ここで重要なのが文章作成の主体が文章作成力の有無によって決まるということです。

一方でAIの利用が活発になりつつある現在では、この文章作成力の有無という壁が消滅し、AIへの『指示出し力』にほとんど置き換わっていると言えます。

AIに文章作成力を担保させればいいから、初心者でもWebライティングで稼げるという言説は色んなところで見かけますが、AIを活用するのは初心者だけなんてことは当然なく、既にライターとして活躍している人だってAIを使うだろうし、そもそもライターに任せずとも自分でAIに指示を出して文章を作ってしまえばいいと考える人が増えるのは明らかです。

そんな当然のことに気が付くのにずいぶん時間が掛かってしまった自分の頭の悪さを恥じるばかりです。

と、前置きが少々長くなってしまいましたので、この辺りでタイトルにある新たな価値観に目覚めた話をしようかと思います。

これは昨年末の話になりますが、学生時代のサークル仲間の一人がめでたく家を新築したとのことで、今でも付き合いのあるサークル仲間たちと、忘年会も兼ねて新宅でお祝いパーティーをしようということになりました。
当日新宅に向かうための交通手段について話し合っていた時に、招待された仲間の一人が車を出して最寄りの駅から新宅まで送迎すると提案してくれたのですが、参加人数が乗車人数よりも一人多く、一人だけ駅に到着後、バスに乗って新宅に向かわないといけないということになりました。

何となく一人で向かうのも一興かなと思った河童は、自ら手を挙げ、そうして話がまとまりました。

前日、電車やバスの乗り換え時間を調べてみると、新宅までの所要時間は約1時間ほど。
結構掛かるなと思って地図も調べてみると、路線の位置関係で地図上ではかなり遠回りしていることに気が付きました。

「これ、もっと直線的に向かえれば早く着きそうなのに…」

そう思って、車を持っていない私はそれとなく、自転車で経路を検索。

すると、なんと所要時間は約50分ほど。

「自転車の方が電車+バスより早いじゃん!」

とは言え、寒さの厳しい冬の真っ只中。
持っている自転車はロードバイクやマウンテンバイクなどではなく、ただの、普通の、『ママチャリ』。
加えて自転車を通学に使っていた中学・高校時代を思い出しても1時間近く自転車に乗っていた記憶は思い出せない。
しかも自他共に認める方向音痴にもかかわらず、新宅のある市町村には一度も行ったことがなく、当然土地勘もない。

暴挙である。机上の空論とはまさにこのこと。

河童は再び電車の乗り換え時間や運賃の確認、そして当日持っていくお祝いの品の選定に思考を切り替えた。




―――そして、当日。




愛車のサドルに跨り、寒風吹きすさぶ中でペダルを漕ぐ河童の姿がそこにあった。




後日、自宅の物置で撮影した愛車のママチャリ。
引きで見るとそこまで汚れてないですが色んな所に錆や傷があります。特に前カゴの錆がひどい…

ただ、結論から言うと、自転車で向かってよかったと思っています。

まず寒さですが、自宅を出てすぐは少し寒いですが、ペダルを漕いでいるうちにすぐにぽかぽかと身体の内側から暖かくなりました。
快晴とまではいかないものの、日の出てる時間もそれなりにあり、日差しの温もりを感じることができたのも大きかったです。

方向音痴の心配は杞憂でした。
スマホのマップ機能を使えば迷うことはまずありません。本当にGPS機能には頭が上がらない。
ただ、都度都度安全な場所で停まって地図を確認してから出発、また確認のために停車・出発というのを繰り返していたので、所要時間は+30分くらい多く掛かりました。

結果的に1時間強走っていましたが、体力的にも問題はなく、疲れもありませんでした。

むしろ軽く息が上がるくらいの負荷で、風を切り、正しい方向を確認しながら未知の道を切り拓いていく感覚、
それが何だかちょっとした冒険をしているような、旅をしているような気分になって、少年のようにワクワクした気持ちになっていたのです。

この心の高揚や感傷は、自らの足でペダルを漕いだ1時間の中で得られたもので、同じ1時間でも電車とバスに揺られた1時間では絶対に得られなかったと断言できます。

その後、仲間たちからはドン引きされていましたが、胸中にはスッと澄んだ空気が通り抜け、満足感で充ちていくかのような心地良さを感じていたのでどこ吹く風。
ちょっと協調性のなさには反省ですが…

これからは自転車に乗ってちょっとした距離を走りながら、見聞きしたことを書いていこうと思います。

自転車は当面の間はママチャリで行きます。
スポーツタイプの自転車の購入も考えましたが、ママチャリの距離感が気に入っているので、しばらくはママチャリで楽しむことにします。

ただ、所どころ汚れや傷・錆が目立つので、整備してみようと思います。
というわけで、部品やら何やら買いに行ってきます!